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記者の眼

開発進む「がんのサポーティブケア」
がん悪液質に対する初の治療薬アナモレリンが承認

 がん治療に関するサポーティブケアの開発が活発化している。

 抗がん薬の開発が進んできたことで、様々ながん種で、より長期間の生存が得られるようになってきた。それとともに生存期間を延ばすだけでなく、がん患者の生活の質(QOL)の維持・改善や治療の辛さを改善すること、サポーティブケアの重要性も高まってきたためだ。休薬期間や治療しない期間をつくることが大切であるとの認識も広がってきている。また、サポーティブケアの充実によって、さらなる予後の改善も期待されている。

 2021年1月には、がん悪液質に対する初めての治療薬として、アナモレリン塩酸塩(商品名エドルミズ)が承認された。悪性腫瘍(非小細胞肺癌、胃癌、膵癌、大腸癌)におけるがん悪液質が対象になる。がん悪液質とは、がんに伴う体重減少(特に筋肉量の減少)や食欲不振を特徴とした代謝異常症候群。がん悪液質が起きるとQOLや予後などにかなりの悪影響を与えることが知られている。

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