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 先日、心臓のカテーテル手術をした母が術後合併症によりICU(集中治療室)に緊急入院した。コロナ禍で多くの病院がそうしているように、母が入院した病院でも面会制限がかかっており、一体どのような状況なのか、命は大丈夫なのか、ただただ病院からの電話連絡を待つしかなかった。「もし大切な人の最期に立ち会えないとしたら……」といった不安が時折頭をかすめては振り払う、そんな日々を送っていた。

 今年猛威を振るった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、医療の在り方について多くのことを問いかけてきた。今まで当然だと思っていたことが当然ではなくなり、患者にとっても医療機関にとっても間違いなく大きな転換点となる1年になっただろう。日経ヘルスケアでは多くのCOVID-19関連の取材を行ってきたが、中でも筆者が注目しているのは「在宅医療」と「地域連携」だ。今回はこれらに関する事例を紹介するとともに、そこから見えるコロナに打ち勝つ組織の特徴を考えてみたいと思う。

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