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血液がんで治療をやめる期間ができるということ

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 12月とは言え、日中は25℃を超える暑さの中。米国フロリダ州オーランドで米国血液学会(ASH2019)が開催された。今回も数多くの重要な発表が行われた。固形癌ではなかなか成果の出ないCAR-T細胞療法についても数多くの発表が行われ、注目を集めた。

 CAR-T細胞療法の発表の中には、再発・難治性多発性骨髄腫で奏効率100%を示したという報告もあり、血液がんの治療戦略の中で、ますます重要な位置を占めつつある(関連記事1)。それだけではない。CAR-T細胞療法後に再発が見られた、抵抗性の非ホジキンリンパ腫患者に対して、2特異性抗体が有効なことを示す結果も発表された(関連記事2)。CAR-T細胞療法が、血液がんに対する最終手段ではなくなりつつあることも明らかになった。

 CAR-T細胞療法に期待されているのは、奏効率の高さだけではない。長期の「無治療期間」をもたらす可能性についても期待が集まっている。

 再発ま

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