多数の遺伝子変異を同時に調べる癌の遺伝子パネル検査2種が、6月1日に保険適用となった。多くの一般向けメディアでも「癌治療にオーダーメードの時代が到来した」と伝えられたが、そのトーンは概して抑制的だった。対象となるのが標準治療のない希少癌の患者や標準治療が終了した末期の患者に絞られたからだろう。当面、対象になるのは年間数千人、しかも検査を受けて治療薬が見つかるのは、臨床試験の結果からはその十数%に過ぎない。年間新たに100万人診断される癌患者の、まだまだごく一部しか治療の恩恵を受けることができないわけだ。

癌の遺伝子パネル検査って、保険で行う臨床研究ですよね?の画像

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