医科の在宅医療を提供できる場所は、自宅や高齢者住宅、医師の配置を義務付けられていない介護施設などに限られる。一方、歯科は「歯科」を標榜していない医療機関にも在宅医療を提供できることをご存じだろうか。

 近年、歯科との連携が重要になってきている。厚生労働省は、2025年をめどに「地域包括ケアシステム」の構築を推進。患者の医療必要度が高くなったら入院させて集中的に治療し、状態が安定すれば早期に自宅や介護施設に退院させ、必要に応じて介護サービスの利用につなげるなどして、可能な限り住み続けた地域で生活できるようにすることを目指している。そのため、医療機関には早期退院に向けた取り組みが求められている。

 日経ヘルスケア2月号の特集「医科・歯科・介護連携 始めるなら今!」で医療法人伴帥会・愛野記念病院(長崎県雲仙市、234床)の栄養サポートチーム(NST)の取り組みを取材した。同院は整形外科手術を多く手がける地域の急性期病院だ。約10年前に医療法人良陽会・鶴田歯科医院(長崎県雲仙市)と連携し、入院患者の口腔ケアや栄養状態の改善に取り組んできたが、2016年からNST回診にも外部の歯科医療機関に参加してもらうようにした。第1・3金曜は鶴田歯科医院、第2・4金曜はまき歯科あづま(長崎県雲仙市)が参加する。

メリット大!の医科歯科連携の始め方の画像

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