介護事業所においてリーダー級の介護職員の賃金を他産業と遜色ない水準に引き上げることを目的とした「介護職員等特定処遇改善加算」。この新しい加算が今年10月に創設されることについては、以前の「記者の眼」やニュースなどで何度か紹介してきました。筆者としては、介護の様々な加算類の中でも、今回の特定処遇改善加算はかなり珍しいタイプだと思っています。それは介護事業所の「裁量」の範囲が広く、使いこなし次第で介護職員の採用などにかなり差が出るからです。

 特定処遇改善加算の特徴は大きく2点あります。一つは「経験・技能のある介護職員に重点配分」する点、もう一つは「制度の趣旨を損なわない程度で、ほかの職種にも一定程度配分できる」点です。新加算は具体的には、以下の三つの職種に配分することができます。

(1)経験・技能のある介護職員(介護福祉士)
(2)ほかの介護職員
(3)その他の職種

「経験・技能のある介護職員」の給料、どう決める?の画像

ログインして全文を読む