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 一般市民の92%は健康サポート薬局の存在を知らないーー。日本薬剤師会が一般市民を対象に行った調査で、こんな現状が明らかになった。

 調査は、日本薬剤師会が、民間のインターネット調査会社に委託して調べたもので、2018年11月29日付で公表された。調査対象は、全国の20~79歳の男女1000人。「健康サポート薬局を知っていますか」と尋ねたところ、「知っている」は8.4%、「知らない」は91.6%だった。

 健康サポート薬局は、かかりつけ薬局としての基本的な機能を備えた上で、地域住民の健康づくりを積極的に支援する「健康サポート機能」を持つ薬局のこと。厚生労働大臣が定める要件をクリアし、都道府県知事に届出を行った薬局が、健康サポート薬局と表示できる。

 少子高齢化により変化する社会や医療・介護の提供体制を、薬局薬剤師にも支えてほしいという国の考えにより創設された制度で、OTC薬を含めた医薬品などに関する助言や健康相談、受診勧奨や専門職への紹介などを通して、地域住民の主体的な健康の維持・増進を支援する。

 制度創設時には、「全ての薬局が目指すべき次世代の薬局」と期待されたが、調剤報酬上の評価がないことや、研修を修了した薬剤師の常駐、24時間対応、在宅業務に取り組んだ実績、OTC薬や衛生材料・介護用品の取り扱いなどの要件がハードルとなり、様子見をする薬局が多いのではないかと言われていた。

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