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 「惜しみなく愛は奪う」と語ったのは、明治時代の作家・有島武郎だという。この言葉を思い出すのは、いつも通っている内科クリニックの待合室。受付のディスプレイには、「ただいまの待ち人数は65人」などと気の遠くなる数字が表示されている。そしてこう思うのだ、「惜しみなく医者は奪う、患者の時間を」と。

 筆者は2014年11月から、スギ花粉症の舌下免疫療法を受けている(詳細は『舌下免疫療法4カ月、その効果のほどは…』をご参照ください)。鳥居薬品のシダトレン(一般名標準化スギ花粉エキス原液)を、この3年半ほど、毎日1回、ほとんど欠かさずに服用してきた。出張や旅行の際にも保冷バックに入れて(シダトレンは冷蔵庫での保管が必要)持っていき、「ここまでやる患者はそう多くはなかろう」と密かにニヤつく、服薬アドヒアランスの高い患者である。

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