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記者の眼

てんかん発作を直前に予測し服薬で抑制する技術

 先日、興味深い研究開発プロジェクトのキックオフに立ち会った。てんかん患者の発作心拍変動から予測し、発作の10分程度前にアラートを鳴らすという日本医療研究機構AMED)のプロジェクトで、京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻助教の藤原幸一氏らが始めた。

 これまで、一般的にてんかん発作の予測は脳波の測定によって行われてきた。だが、脳波計を常に付けておくのは難しかった。そこで藤原氏らは心拍変動が自律神経系の影響を受けることに着目し、てんかん発作の予測に心拍の変動を使うことにした。

 現在は、肌に直接センサーを貼り付け、ブルートゥースを活用してスマートフォンにデータを転送。スマホでリアルタイムにデータを解析し、発作が起きそうなときにアラームを鳴らす仕組みを作っている。心拍は運動でも変動するため、てんかんに特異的なアルゴリズムも開発した。

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