日経メディカルのロゴ画像

記者の眼

はやる診療所が漏れなくやっていた「あること」

 医療・介護の経営情報誌『日経ヘルスケア』3月号で、診療所外来診療で生き残るための集患・増患策を紹介した。一般診療所が増え続ける一方、外来医療需要は間もなく頭打ちになる見通しで、診療所の置かれた状況は厳しい。こうした中で現在も外来患者を増やし続けている診療所の取り組みを取材したところ、ある共通点を見つけた。

 はやる診療所が漏れなくやっていたこと、それは「疾患に関する情報発信」だ。

 「なんだ、そんなことか」と思われるかもしれない。だが、こうした情報を発信することが、患者満足度の向上や、新規患者の獲得につながっていた。

オリジナルの説明資料で口コミによる増患も期待
 医療法人南輝・みやはら耳鼻咽喉科(岡山市南区)は、診療頻度の高い疾患の病態や治療内容について解説したオリジナルの説明資料を作成し、患者に渡している(写真1)。「口頭で説明したことは患者が忘れてしまうこともあるが、紙で渡せば手元に残るため、後から見返すこともできる。患者が『あそこのクリニックに行ったら、こんな資料で説明してくれたよ』と周囲に見せれば、口コミによる増患も期待できる」と理事長の宮原孝和氏は説明する。

この記事を読んでいる人におすすめ