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記者の眼

「ワンピース世代」の部下に悩んだら

 医療業界は離職が深刻だといわれる。数字を見ると常勤看護師の離職率はここ数年、11%くらいで、他の産業とさほど違いはない。しかし地域差が大きく、大都市部の中小規模病院の大半は、看護師不足に頭を悩ませているのが現状だ。
 
 「仲間とのつながりが強い」「組織に従って動くことが苦手」「上下関係が希薄」「自分本位の言動が目立つ」……。このような傾向を持つ20歳代から30歳代の若者は、漫画『ONE PIECE』(尾田栄一郎著、『週刊少年ジャンプ』、集英社)の影響を受けて育った「ワンピース世代」と呼ばれる。名付け親は、『「ワンピース世代」の反乱、「ガンダム世代」の憂鬱』(朝日新聞出版、2011年)の著書である鈴木貴博氏だ。

否定せずに“寄り添う”
 ワンピース世代の扱いに悩む医療機関も少なくないだろう。彼らに対して、院長をはじめとする管理職が自分たちの価値観を押し付けようとすれば、彼らはすぐに辞めてしまいかねない。「『今どきの若いモンは……』などと言わずにまずは彼らを肯定し、彼らのスタイルに寄り添うことが大切だ」。こう話すのは、医療経営コンサルティングを手掛けるハイズ株式会社社長の裴英洙氏だ。

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