人はいくつになっても、おいしいものを食べたいと思うもの。有料老人ホームや通所介護(デイサービス)など、高齢者を対象とした介護事業所は年々競争が激しくなっているが、差別化戦略の1つとして今注目されているのが「食べること」だ。
食の満足度を高めるためには、できるだけ「おいしい食事」を提供するのが基本だ。だが、そうは言っても高齢者には、内臓の疾患があったり、嚥下機能が低下していたり、様々な制約がある。
そこで、高齢者ならではの食に関するサービスが生まれている。栄養バランスに配慮したメニューを宅配するとともに、管理栄養士が利用者の家に出向いてアドバイスをしたり、嚥下障害の人が口から上手に食べられるように多職種のスタッフが入居者の食事状況を観察して機能訓練をしたり、見た目が美しいまま軟らかい食事を開発したり……。食べることに関わる介護のニーズはまだまだあるようだ。
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