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 今年は異業種の方とお会いする機会が多かった。私が担当する、転職支援サービス「日経メディカル キャリア」「日経DIキャリア」プロジェクト関連の方や、3カ月間自主的に通っていた某ビジネススクールで知り合った方のほか、メーカー系、人材系、マーケティング系、クリエーター系など様々な業種の方々とお会いした。もちろん、医療関係者も。

 職業柄、初対面の方に自己紹介すると、決まって聞かれるのが「お医者さんのこと」だ。「お医者さんって、どんな人?」から始まり、「外科医って、普段も怖い?」「年収が良いと聞いてるけど、実際は?」「医者の子供は、やっぱり医者になる?」など、いくつか定番の質問がある。

 ほとんどは、その場の話題作りで話を振ってくるのだが、中には職務上知りたいという方や個人的な欲求(結婚相手として考えたい、など)から、より突っ込んだ質問をされることもしばしば。次に多いのが「吉村さんの仕事って何? どんなことやってるの?」だが、説明しづらいので、だいたいは煙に巻いている。

 もちろん私は医師ではないので、寄せられる質問に私が回答することは、大変おこがましいのだが、世間一般よりは知っていることは多い(はず)。そこで、記者時代の取材でお会いした方や、過去に書いた記事の話などをベースに、秘密や個人情報は出さず、そして脚色せず話すようにしている。すると、多くの方から「意外にお医者さんって、普通の方なんですねえ!」という言葉が返ってくるのだ。医師に対してどういう見方をしていたのか、何となく分かる瞬間だ。
 
4つのキーワードを軸に医師を“解剖”
 こうした経験があったので、「お医者さんとはどんな存在?」という質問に、端的に答えを提供できるモノがあったら欲しいと思い始めた。そこで、ネット上や書店などを探してみたのだが、あまり良いモノが見つからない。それなら、“毎日のように医師や医療のことを考えている集団=日経メディカル編集部”で何か作れないかと上長に企画を出したところ、あっさりOKとのお達しが。そうしてできたのが、『医者のひみつ』という書籍だ。

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