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 今の世の中、たくさんの良い薬が発売されています。昔に比べてコントロールが容易になった疾患も多数あります。でも、ガイドラインやセオリー通りの処方では簡単に治らない患者さんがまだまだいるのも事実。そんなとき、他のドクターがどんな処方をしているのか、気になりませんか?

 病院勤務時に比べ、開業しした後は意識して積極的に情報収集しないと、診療のトレンドに取り残されている気分に陥りやすくなると聞きます。

 そういう時の方法その1。「ネットで調べる」。王道です。ガイドラインもネットで検索できますし、PubMedで論文を吟味し、処方に取り入れるという先生もいらっしゃいます。でも、手間は掛かりますね。

 方法その2。「ネットで聞く」。自分で調べるより聞いた方が早い。ドクターに取材していると、診療科や地域ごとのメーリングリストに登録していて、そこで質問するという人も多いです。SNSを使ったり、ブログや掲示板で意見交換をする方もいらっしゃいます。的確な意見が聞ける半面、実名ではなかなか聞きづらいという意見を耳にしたことがあります。

 方法その3。「MRに聞く」。MRを情報源にしているという先生、結構いらっしゃいます。何かと新しいデータを持ってきてくれるついでに、「最近はこういう使い方が増えていますよ」などと、情報を提供してくれるMRの存在は、開業医にとって心強いでしょう。しかし、ふと気付くとそのメーカーの宣伝文句が頭から離れなくなる副作用が時々あるようです。

 方法その4。「薬剤師に聞く」。色々な医療機関から処方箋を受け付けている薬局では、様々な処方に関する情報が集まります。熱意のある薬局なら、珍しい処方が出るとドクターに処方意図を確認して、データベース化しています。なので、詳しい薬剤師が近所にいれば、その人に聞くのも一つの手です。しかし、薬剤師に処方を聞くのはなんだかためらわれる……。その気持ちはよく分かります。

 方法その5。「『日経DIクイズ』シリーズを読む」

 ……なんだ宣伝か、と思われた方、その通りです。ごめんなさい。でも、本当に役に立つと思います。「日経ドラッグインフォメーション(日経DI)」で連載している『日経DIクイズ』は、その処方にどんな意図が込められているかをクイズ形式で出題するコラムで、薬剤師はもちろんのこと、ドクターにも十分に楽しんでいただける内容なのです。執筆者の薬剤師が実際に遭遇した適応外の処方、珍しい処方、気になった処方を、たくさん紹介しています。例えば……


Q1. 発作性心房細動の抑制にPPIを使う理由は?

Q2. 皮膚科でなぜコルヒチンを使う?

Q3. 膵石の薬物療法で使用される抗てんかん薬は?

(答えは最後にあります)


 いかがでしょうか。興味を持っていただけたなら、ぜひ書店で手に取ってみてください。

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