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 新たな医療事故調査制度を実現する法案が国会で審議されている。成立すれば来年10月には施行となる。1999年の都立広尾病院事件(異状死の報告義務違反事件)を機に多くの議論を積み重ねてようやく実現の運びとなったことで、関係者らは「大きな一歩」と受け止めているようだ。その一方で様々な課題も指摘されている。真っ先に挙がるのは医師法21条に定められた警察への届け出だろう。

 3月に東京で開催された日本循環器学会の「医療安全・医療倫理に関する講演会」で奥野総合法律事務所の弁護士、飯田英男氏は、「多くの医療関係者が誤解しているようだが、医療事故調が実現しても、異状死の警察への届け出義務がなくなるわけではない」と強調した。

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