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記者の眼

今、医師に一番人気の抗うつ薬はどれ?
処方医のホンネが分かる「薬剤評価掲示板」始めました

 多少値の張るものを買う時、インターネットの口コミサイトを事前にチェックするようになったのは、いつからだろうか。10年ほど前、まだ高価だったプラズマテレビがどうしても欲しくなり、口コミサイトを徹底的に調べまくったことはよく覚えている。その当時も、今も、私が愛用している口コミサイトが「価格.com」だ。

 価格.comは、その名の通り、インターネット上での製品の販売価格を比較し、ユーザーが安く商品を入手するのをサポートしてくれるサイトだ。だが、利用者にとってそれ以上に役に立つのは、既にその製品を購入した他のユーザーの生の声が聞けることにある。

 掲示板をじっくり読み込めば、自分が欲しかった機能をどの製品が備えているのかがすぐ分かるし、自分が買おうと思っている製品を既に買った人が、いい買い物だったと喜んでいたり、逆に購入の失敗を嘆いていたりする。自分で購入する前に、「擬似使用体験」ができてしまうのだ。

 かつては、どんなに高価なものであっても、気にいったら自腹で購入して試してみるしかなく、時に失敗して悔しい思いをすることもあった。しかし最近の口コミサイトの隆盛で、そんな無駄な“授業料”を払う必要がほとんどなくなっている。初めから間違いなく、満足のいく製品を購入できるようになっている、と言ったら言い過ぎだろうか。

 ……と、前置きが長くなったが、本稿で紹介したいのは、10月の半ばから日経メディカル オンライン(NMO)のコンテンツとして登場した「薬剤評価掲示板」である。医療用医薬品の使用感を医師同士が語り合うサイトだ。直接的に価格を比較する機能こそないが、医療用医薬品版の価格.comのような口コミサイトである。

 薬剤評価掲示板は、NMOのパートナーサイトであるMedPeerが以前から独自に提供していたサービスだが、この度、NMOからもこの掲示板を閲覧できるようになった。NMOの中で言えば新入りコンテンツとなるが、MedPeer上では、かねてから活発な書き込みが行われており、医師による評価数は既に25万件を超える巨大掲示板となっている。

 先にお断りしておくと、この薬剤評価掲示板は、2013年10月現在、本家のMedPeerで提供されている掲示板も含め、閲覧も、書き込みも「医師限定」となっている。

 だが、ここでは、薬剤評価掲示板の“すごさ”を医師以外のみなさんにもご体感いただくべく、特別にMedPeerのお許しも得て、掲示板の中身を少しだけご披露することにしたい。

 では、始めよう。本稿では「抗うつ薬」を題材に、薬剤評価掲示板の使い方を紹介しながら、ナビゲートを進めていく。まず、こちら(↓)が薬剤評価掲示板のTOP画面だ。薬剤が診療科別、適応症別に整理されている。

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