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「分量」として1回量を記載することが基本とされたのは、もう3年も前のことなのだが……。

 私が編集に携わっている薬剤師向け月刊誌『日経ドラッグインフォメーション日経DI)』では、2013年7月号から、処方箋の表記法を変えることになった。内服薬の「分量」として、1日量に加えて1回量を併記することにしたのである。

 今ごろ?とお感じの方も多いかもしれない。処方箋に内服薬の分量を慣例通り1日量として書くか、医療安全を考慮して1回量に改めるべきかという議論が盛んに行われていたのは、およそ4年前。09年5月から5回にわたり、厚生労働省が設置した「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会」で議論が重ねられ、そして10年の1月に「1回量記載を原則とする」という結論が出た話である。

 ただし、1日量を1回量に切り替えるとなると、その移行期には両方の記載が混在する。右側通行と左側通行の車が混在するようなもので、大事故を招きかねない。そこで、切り替えは段階的に進めることとなり、まずは「分量として、1日量と1回量を併記しましょう」ということになったのだ。

 詳しい経緯は「内服薬処方せんの記載方法の在り方に関する検討会報告書」(以下、報告書。リンクはこちら)をご覧いただきたいのだが、この報告書には、処方箋の記載をどのように切り替えていくのかという例示として、下の図が掲載されている。

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