昨今、スマートフォン(スマホ)が、じわじわとその勢力を拡大している。東京近郊では、通勤通学の時間に、電車内で一列に座っている7人全員が、ずらりとスマホの画面を拝んでいるという姿も珍しくない。この春から、地下鉄車内で携帯電話の電波が常時受信できるようになったことも影響しているだろう。
また最近ではiPadやiPadミニ、もしくはスマホを少し大きくしたタブレット端末をにらみつけているユーザーも増えている。iPadをはじめとする画面の大きなデバイスは、特に中高年にユーザーが多い印象だ。
このようなスマホやタブレットの日常シーンでの利用は、医師の間でもかなり広がっているようだ。下図は、医薬品マーケティング会社のエム・シー・アイが、昨年末に医師3000人余りを対象に行った調査の結果だ。インターネットで医薬品のどの情報収集をする際、パソコン、スマホ、タブレットPCをどのように使い分けているかを聞いたものだが、年齢を問わず、移動中は、スマホやタブレット端末の利用者がかなり多い。40歳代以上の医師が休日に自宅で使用するデバイスとしては、タブレットがスマホを上まわっていることも分かる。
これまで主にパソコンユーザー向けにコンテンツを配信してきた日経メディカル オンラインとしても、そろそろスマホやタブレットユーザーを意識した情報発信が必要であることを痛感させられた。
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