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記者の眼

眼障害調査で話題のカラーコンタクトレンズを実際に装用してみた

 若い女性に人気のカラーコンタクトレンズ(カラーCL)。装用することで虹彩(瞳)の色を変えたり、大きく見せたりできると、主に10~20代の女性に人気の商品だ。

 記者の周りにいる20代女性数名にカラーCLを使ったことがあるかと聞いたところ、「処方箋なしでも手軽に購入でき、装用するだけで印象が変わる」と、日常的に量販店などでカラーCLを購入して使用している女性もいた。

 このカラーCLによる眼障害の実態に関する調査結果を、3月7日に日本コンタクトレンズ学会が発表。全国から報告された約400例の眼障害のうち、カラーCLによって角膜浸潤や角膜上皮障害などの視力障害が残る可能性がある症例が2.8%あったことを明らかにした(過去の記事「カラーCL装用者に点状表層角膜症や角膜潰瘍」はこちら)。

 記者自身、右目の視力は0.1以下、左目は0.8と俗に言う“ガチャ目”で、コンタクトレンズ(CL)やカラーCLに興味があったため、調査結果が発表された同学会による緊急レクチャーを聞きに行った。その一部を紹介したい。

レンズは素材や含水率によって分類される
 CLのうち、現在最も普及しているのは、柔らかい材質でできているソフトコンタクトレンズ(SCL)だ。このSCLは、水分を含む割合(含水率)や素材の特性によって、4つのグループに分類されている。

 このうち含水率が高くてレンズの厚みが薄いものほど酸素透過性が高い。視力矯正用に一般的に使用されている透明なCLは、酸素透過性の最も高い「グループIV」のレンズが中心だが、カラーCLは未だに、国内で1972年に開発された、酸素透過性の低い「グループI」のレンズが使用されていることが多いという。

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