先日都内で、3人のケアマネジャーに参加してもらい、座談会を開催した。ケアマネジャーといえば、要介護・支援者が介護サービスの利用を考える上での相談役であり、利用者と医療・介護の関連事業者との間の調整役でもある。一方、介護事業者や医療機関にとっては、利用者を確保するために最も重要な営業先だ。
特に介護業界では、施設・居宅サービスともに参入事業者が増加して競争が激化しており、利用者獲得に苦戦する例も少なくない。ある有料老人ホームのコンサルタント曰く、入居者や利用者を紹介してもらうため、みな連日足しげく居宅介護支援事業所に通っており、そうした活動は業界で「ケアマネ詣で」ともいわれているという。
居宅介護支援事業所には毎日、医療機関・介護施設のパンフレットや、空室情報などを記したFAXが山ほど送られてくる。もちろん営業マンの訪問も、連日欠かさずある。では、日々の業務で忙しいケアマネジャーは、こうした「営業活動」をどう感じているのか。「ケアマネ詣で」は利用者獲得にどれほど効果があるのか。座談会を通じて本音を聞いてみたので、その一部をご紹介しよう。
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