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 臨床医学の世界では数多くの検査が実用化されているが、残念ながら完璧な検査はほとんど存在しない。どれも長所と短所があり、うまく使いこなすには工夫が要る。そうした検査をどう使うべきかを少し考えてみたい。

 例えば、感度・特異度とも90%の検査で有病率1%の疾患を調べたとしよう。母集団を1万人と仮定してこの検査を実施すると、どんな結果が予想されるか。それを表したのが表1である。この場合、検査結果が陰性だったのに病気を見逃した割合は0.11%と極めて少ない。一方、検査結果が陽性でも実際に病気がある割合はわずか8.33%である。陽性結果はあまり当てにならないことが分かる。

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