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厚労省が癌の専門性を認定する団体として日本医療薬学会とJASPOを公表
専門医療機関連携薬局の専門性認定は2学会に

 厚生労働省は2021年6月14日、同年8月から始まる薬局認定制度において、専門医療機関連携薬局の癌に関する専門性を認定する団体として、日本医療薬学会日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)の2つの学会を公表した。具体的な専門性の名称は、日本医療薬学会は「地域薬学ケア専門薬剤師(がん)」、日本臨床腫瘍薬学会は「外来がん治療専門薬剤師」。21年6月17日現在、両学会が公表している専門薬剤師の暫定認定者数は、それぞれ155人、26人だ。

 専門医療機関連携薬局の認定に当たっては、厚労省が掲げる基準に適合し、厚労大臣に届け出た団体によって、癌の専門性の認定を受けた常勤薬剤師の配置が求められている。地域薬学ケア専門薬剤師(がん)と外来がん治療専門薬剤師が、「専門性の認定を受けた薬剤師」の要件を満たす資格となり、専門医療機関連携薬局の認定を受けるためには、いずれかの専門資格を持った常勤薬剤師の配置が必須となる。

 地域薬学ケア専門薬剤師(がん)と外来がん治療専門薬剤師は、薬局認定制度が始まる21年8月を見据えて創設された薬局薬剤師向けの専門薬剤師資格であり、認定要件には、病院研修や症例報告などが求められている。ただし、専門薬剤師の輩出を8月の専門医療機関連携薬局の認定開始に間に合わせるため、いずれの学会も過渡的措置として、まずは病院研修などを免除して暫定認定を行っており、21年春から順次、病院研修などを進めている。暫定認定者は次の更新までに、病院研修などを修了し、認定要件を満たす必要がある。

 日本医療薬学会は、21年2月に暫定認定した155人の地域薬学ケア専門薬剤師(がん)の名簿を公表しており(関連記事)、日本臨床腫瘍薬学会も、21年5月に外来がん治療専門薬剤師の暫定認定者26人の名簿を公表している(関連記事)。


【参考資料】
傷病の区分に係る専門性の認定を行う団体等の公表について(令和3年6月14日事務連絡)


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