2021年2月17日、国内での「先行接種」が始まった新型コロナウイルスワクチンのコミナティ筋注(一般名コロナウイルス修飾ウリジンRNAワクチン)。同ワクチンは接種に際して、解凍後に生理食塩液で希釈してから、接種用のシリンジに充填する作業が必要になる(関連記事:先行接種開始、新型コロナワクチンの特徴は?)。
厚生労働省が21年2月16日に発出した「新型コロナウイルス感染症に係る予防接種の実施に関する手引き(2.0版)」では、医療機関以外で接種を行う場合の従事者の確保について、予診・接種に関わる者として、予診を担当する医師1人、接種を担当する医師または看護師1人、薬液充填および接種補助を担当する看護師または薬剤師1人を1チームとすることが記載されている。こうした接種体制を整備するため、全国各地で、薬剤師がワクチン接種の業務に関わる準備が進められている。例えば、地域の薬剤師を対象にワクチンの希釈・充填の研修を始めたのは、栃木県の宇都宮市薬剤師会だ。
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