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メドレーのシステムを導入、9月から順次全国へ
クラフト全店舗でオンライン服薬指導が可能に

 さくら薬局グループを運営するクラフト(東京都千代田区)は2020年8月22日、全店舗でオンライン服薬指導に対応できるようにすることを発表した。20年9月から順次、メドレー(東京都港区)のシステムを導入して体制を整える。

 今回クラフトが導入するのは、メドレーのオンライン診療支援システム「CLINICS」。CLINICSはこれまで医療機関向けのサービスのみだったが、同社は9月から薬局向けのオンライン服薬指導システム「Pharms」をリリースし、CLINICSに組み込む予定となっている。

 患者はCLINICSアプリをダウンロードすれば、オンライン診療とオンライン服薬指導を同じアプリ上で対応することができる。薬局側はPharmsを使い、医療機関側はCLINICSオンライン診療を使うという仕組みだ。

 クラフトは現在、全国で600以上の直営店舗を運営している。メドレーのシステムを薬局大手チェーンの全店舗が利用可能とする事例は、今回が初めて。

 クラフトによれば、オンライン服薬指導を求める患者の声は既に全国から寄せられているという。例えば、薬局と家の距離が遠く何度も来局するのは難しい、といった要望だ。そのためシステム導入は東京や大阪など大都市圏だけではなく、全国各地に分散して進める。基本的には対面で対応し、オンライン服薬指導は地域医療の充実のための補完的対応と捉えている。

 なお、オンライン服薬指導と一口に言っても、改正医薬品医療機器等法(薬機法)施行に伴い、20年9月1日から算定できる薬剤服用歴管理指導料4(情報通信機器で服薬指導を受けた患者、43点)および在宅患者訪問薬剤管理指導料在宅患者オンライン服薬指導料(57点)に基づく指導と、20年4月10日に発出された事務連絡「新型コロナウイルス感染症の拡大に際しての電話や情報通信機器を用いた診療等の時限的・特例的な取扱いについて」(0410対応)に基づく指導では、処方箋の取り扱いなど対応や手順が全く異なる。クラフトは薬剤師向けに研修などを実施しつつ、法改正に伴うオンライン服薬指導解禁に合わせて、体制を徐々に整える予定だ。

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