DI Onlineのロゴ画像

アルコール綿不足時の自己注射やSMBGは?
日本くすりと糖尿病学会が対処例を公開、十分な「手洗い・清拭・乾燥」で対応

 日本くすりと糖尿病学会の適正使用推進委員会(委員長:新潟薬科大学薬学部教授の朝倉俊成氏)は、2020年4月14日、「糖尿病治療用注射製剤の自己注射や血糖自己測定用アルコール消毒綿不足時の対処について(例示)」を、同学会のウェブサイトで公開した。アルコール消毒綿がないことを理由に、糖尿病患者が自己注射や血糖値モニタリングを止めてしまうことがないよう、適正な代替法について示した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、消毒用アルコールの不足が報じられる中で、参考になりそうだ。

 従来、自己注射や血糖自己測定(SMBG)の時には、原則として注射(穿刺)前に皮膚消毒を行うことが推奨されている。その上で、適正使用推進委員会では、アルコール消毒綿が不足し、やむを得ず消毒できない場合に推奨される対処例として、次の4点を示した。

(1)操作を行う前に、十分な手洗いを実施する。ハンドソープやせっけんなどを用いてしっかりもみ洗いし、泡を流水で洗い流す。
(2)自己注射、および手指以外からのSMBGでは手洗いをしてから操作を開始し、注射部位(穿刺箇所)を、お湯や水で濡らしてしっかり絞ったタオルなどで清拭し、皮膚が十分に乾燥したことを確認してから注射(穿刺)する。
(3)手指からのSMBGでは手洗いをしてから操作を開始し、採血箇所が十分乾燥してから穿刺する。
(4)外出時など、このような対処ができない場合でも、手指と穿刺箇所の衛生面と乾燥に配慮した上で、自己注射やSMBGを行う。

この記事を読んでいる人におすすめ