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第105回国試合格率は69.58%、5年ぶり7割切る
合格者も9958人と1万人を下回る

 厚生労働省は2020年3月24日、第105回薬剤師国家試験の合格発表を行った。受験者数1万4311人に対し、合格率は69.58%と5年ぶりに70%を切った。新卒は84.78%、既卒は42.67%だった。また、合格者は9958人と1万人を下回った。

 第105回は前回(第104回)に比べ全体的に難化したとみられ(関連記事:第105回薬剤師国試、104回よりもかなり難化)、前回の合格率70.91%に比べ、1.33ポイント下降し70%を切った。新卒で見ても85.50%から84.78%に低下した。男女別の合格率は、男性が38.39%、女性が61.61%だった。

 大学別合格率は、国立84.88%、公立85.56%、私立69.58%だった。合格率が最も高かった大学は金沢大学で97.5%(合格者数39/受験者数40)だった。以下、名城大学92.52%(235/254)、広島大学91.49%(43/47)、九州大学90%(36/40)――と続いた(表1)。

 今回の合格基準は、(1)全問題の得点が426点以上(配点は1問2点で690点満点)、(2)必須問題について、全問題への配点の70%以上で、かつ、構成する各科目の得点がそれぞれ配点の30%以上、(3)禁忌肢問題選択数は2問以下――。今回、採点に当たって考慮した問題は1問のみで、除外ではなく「複数の選択肢を正解として採点する」とした。

 今年は新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、毎年合格発表会場となっている厚労省講堂での合格発表を取りやめ、ウェブサイト上での合否発表となった。

【参考資料】
・厚生労働省の報道発表:第105回薬剤師国家試験について

表1 第105回薬剤師国家試験の大学別合格率(合格率[総数]の高い順、厚生労働省の資料を基に編集部作成)(*クリックで拡大します)

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