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第23回日本病態栄養学会より
GLP1作動薬とSGLT2阻害薬は食欲にどう影響するか

 強化インスリン療法にGLP-1受容体作動薬を併用した場合、食欲が抑えられ食嗜好も好転する傾向が見られる一方、SGLT2阻害薬では食欲が増進し食嗜好には変化がなかったことを、2020年1月24~26日に京都市左京区で開催された第23回日本病態栄養学会で、坂出市立病院(香川県坂出市)糖尿病センター糖尿病内科部長の大工原裕之氏が発表した。

 近年、大規模臨床試験の結果から、心血管イベント抑制や腎保護効果が期待されているナトリウム・グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬とグルカゴン様ペプチド(GLP)-1受容体作動薬。大工原氏は、強化インスリン療法中の患者にそれぞれを追加投与した場合の違いについて検討した。

 対象患者は、強化インスリン療法のみを12週間以上継続中で、HbA1c8.0%未満にコントロールされている2型糖尿病60例。うち、強化インスリン療法+エンパグリフロジン(商品名ジャディアンス、以下、SGLT2群)30例と、強化インスリン療法+リラグルチド(遺伝子組換え)(ビクトーザ、以下、GLP-1群)30例に分けて比較した。

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