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厚労省、患者の本人確認で通知
外来患者に幅広く提示を求めてOK

 厚生労働省は2020年1月10日、保険医療機関と保険薬局で、患者の本人確認を行う場合の方法に関する通知を発出した。

 本人確認は、これまでも医療機関などで必要に応じて実施されてきた。今回の通知は、それを義務付けるものではなく、窓口で本人確認の必要性が高いと考えられる場合に、一定のケースを除いて、外来患者に幅広く本人確認書類の提示を求めることができるというもの。この一定のケースには、過去の来局などで本人であることが明らかな場合や、本人確認書類の提示が困難な小児などが考えられる。

 また、幅広く本人確認を行わない保険医療機関などでも、過去の薬歴などに照らして血液型や身長が違っているなど、本人であることに合理的な疑いがある場合に、個別に確認することは差し支えないとした。

 本人確認で提示を求める書類(写真付き身分証)の例として、運転免許証、運転経歴証明書(2012年4月1日以降交付のもの)、旅券、個人番号カード(マイナンバーカード)、在留カード、特別永住者証明書、官公庁が顔写真を貼付した書類(身体障害者手帳など)を挙げている。

 本人確認の際の留意点として、(1)国籍による差別とならないように、国籍に応じて本人確認の実施の有無を判断しない、(2)全ての患者が顔写真付きの本人確認書類を持っているわけではないため、提示されなかったことのみをもって保険診療を拒否しない──とした。

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