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調剤報酬改定2020
診療側と支払い側、改定に向けた意見書
2019年最後の中医協にて個別項目の議論を前に主張

 2019年12月20日、年内最後となる中央社会保険医療協議会(中医協)総会が開催され、診療側、支払い側それぞれが、2020年度診療報酬改定に関する意見を提出した。今後、改定の個別項目を議論するに当たって、改めて整理したもの。

 支払い側委員の意見は11ページにわたったが、健康保険医組合連合会(健保連)理事の幸野庄司氏はこのうち特に強調したいものを読み上げた。

 薬剤師や薬局に関係する内容としては、まず、「使用ガイド付き医薬品集」について、特定機能病院の入院患者の薬剤適正使用の推進に向けて、一部の病院で作成しているこの医薬品集の在り方や具体的な取り組みを検証し、有効性・安全性を前提に、経済性も考慮した処方の推進策を診療報酬上で講じるべきとした。

 また、医師の指示に基づく分割調剤について、患者の認知度や低く、算定回数が少ない状況などを踏まえて、処方箋様式を患者が理解し、活用しやすいように見直し、病状が安定した患者に有益な仕組みとして普及を促進すべきと訴えた。

 調剤報酬の項目については、調剤基本料は適正化の観点から一本化した上で、かかりつけ機能、24時間対応、在宅対応などの地域医療への貢献に資する機能の評価に応じた薬局の差別化を図るべきと求めた。

 薬剤服用歴管理指導料を巡っては、調剤基本料1以外の薬局にお薬手帳を持参した場合は高い点数が算定される問題について、点数設計の見直しの必要性を指摘した。

 さらに、内服薬の調剤料については、全体として適正化を図る対応を求めた。具体的には、日数倍となっている14日分以下の点数を定額制にし、15日以上の部分の投与日数や剤数に応じて点数が高くなる仕組みなどを挙げた。

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