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2020年度調剤報酬改定
「薬歴管理料の手帳あり」にさらに低い点数?
勤務地と居住地、薬局を使い分ける患者のインセンティブ求める声

 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が2019年12月18日に開催され、調剤基本料1を算定している薬局での薬剤服用歴管理指導料に関する議論が行われた。

 この話題は、同年12月4日の中医協総会で、お薬手帳を持って再来局した場合の低い点数(41点)について、来局間隔を現状の6カ月から短縮する案が厚生労働省から出されていた(関連記事:「厚労省、同一薬局利用を進める3つの提案」)。これは同一薬局への利用を進める観点からの提案だったが、委員から「来局頻度のデータを基にして期間を検討すべき」「患者にとってのインセンティブになるのか」などの声が上がり、了承されていなかった。

 今回、厚労省は、新たなデータとして、一定期間内における患者の来局回数の割合を示した(図1)。それによると、薬局を2回以上利用する患者の割合は、6カ月間では約85%、3カ月間では約72%、1カ月間では約28%だった。仮に、薬歴管理料の点数が低くなる来局期限を3カ月に短縮すると、約13%の患者でその期間内の来局回数は2回以上から1回になるという。

図1 一定期間における薬局への来局回数の割合(出典:中医協総会資料)

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