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コンサータ処方前の患者情報の登録を義務化へ
新たな流通管理は2019年12月1日より実施予定

 厚生労働省は2019年9月4日、小児期の注意欠如・多動症(ADHD)治療薬のメチルフェニデート塩酸塩(商品名コンサータ)について、新たに患者情報の登録を義務付け、医師の登録要件を厳格化するなど、流通管理を大幅に変更する旨を通知した。

 最大の変更点は患者情報の登録を求めたこと。同薬はこれまでも、一定の流通管理基準で規定された登録基準を満たす医師・医療機関・薬局だけが処方・投薬可能とされてきたが、新しい流通管理体制では、登録された医師が同薬を処方する前にあらかじめ、患者のイニシャル、性別、生年月日、第三者から得た患者の症状に関する情報源などの情報を登録することが義務付けられた。

 処方医の登録要件も厳格化される。医師の登録時に、関連学会への参加状況やADHDの治療経験に関する情報の提出が必要になるほか、登録の定期的な更新も求める。登録された医師・医療機関・薬局に関する情報や、患者情報、処方状況などは、統一の管理システムで一元管理される。登録医師や登録薬局・薬剤師は、管理システム上の情報を確認した上で、処方や調剤を行う。

 新たな流通管理は、2019年12月1日より実施予定。なお、同日までに既に同薬を処方している医師や、同薬を服用している患者には、半年~1年ほどの経過措置が適用される。

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