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「電子お薬手帳は非常に厄介な存在」
中医協で日医委員から厳しい指摘

 中央社会保険医療協議会(中医協)総会が、2019年6月12日開催され、2020年度改定に向けて、医療におけるICTの利活用を巡り議論が繰り広げられた。

 厚生労働省が提示した議論のテーマは、主に(1)遠隔医療、(2)情報共有・連携──の2つ。(2)では、電子版お薬手帳が論点に上がった。

 厚労省は電子版お薬手帳の機能やメリットを説明。相互利用についても、標準データフォーマットが作成されており、どの薬局の情報でも電子版お薬手帳に「記録」できることや、パソコン上で電子版お薬手帳を閲覧できるシステムを日本薬剤師会が提供していることなどに触れた。また、薬剤服用歴管理指導料の算定要件では、紙のお薬手帳と同様に評価されていることも説明した。

 厚労省によると、電子版お薬手帳を所持している患者は約11%。また、電子版お薬手帳に対応できる薬局は約半数で、対応できていない理由(複数回答)としては、「希望する患者がいないため」(45.9%)、「導入費用の負担が大きいため」(33.3%)、「必要性を感じていないため」(25.1%)と続いた。

出典:中医協総会資料より抜粋(クリックして拡大します)

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