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服薬期間中のフォロー、どう考えるべきか
日本在宅薬学会が緊急シンポジウムを開催

約250人の参加者が参加した緊急シンポジウム

 日本在宅薬学会は2019年3月31日、緊急シンポジウム「薬機法改正は薬剤師業務をどう変えるのか?」を都内で開催した。最初に登壇した厚生労働省医薬・生活衛生局総務課薬事企画官で医薬情報室長の安川孝志氏は、医薬品医療機器等法(薬機法)等改正案を今国会に提出した背景とその内容を説明した。

 改正案に盛り込まれた服薬期間中のフォローについて、「新しい考え方かというと、決してそうではない。かかりつけ薬剤師指導料には既に継続的指導が算定要件に入っている」と指摘。服薬期間中のフォローに関しては、公布から1年以内に施行されるが、「施行まで待つのではなく、今から適切に実施するべきだ」と語った。

 さらに対象患者の選択やフォローの頻度について、「行政が『週1回フォローアップしなさい』だとか、『何人の患者にしなさい』などと決めるべきことではない」と語り、薬剤師の専門性で判断すべきとした。また患者から服薬期間中のフォローの理由を聞かれた際に、「決して、法律で義務になったから(電話を)かけるんです、などと言わないでいただきたい」と釘を刺し、副作用のリスクなどフォローの必要性を説明して、患者の納得を得て実施するべきと語った。同時に薬局開設者に対しては、「(患者)全員に(フォローを)やれなどと言わないでほしい」と注文を付けた。

 また努力義務とされる、医師などに対する患者情報のフィードバックについては、「どのような情報が役立つのか、普段から医師と連携を図りながら判断してほしい」と述べた。

 服薬状況や指導の記載義務に関しては、「現在も薬歴管理をやっていると思う。これを追認する形を想定しており、実際には大きな負担にならないだろう」と語った。

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