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2020年度改定、患者年代別の課題から議論
かかりつけ医との連携、フォーミュラリーもテーマに

 2019年3月27日、中央社会保険医療協議会(中医協)総会が開催され、2020年度調剤報酬改定に向けた主な検討項目について議論された。

 最近の改定に向けた議論は、前年の春ごろから議論を開始し、秋以降に本格化している。厚生労働省は、2020年度改定に向けて、春から夏までの「1ラウンド」では、報酬の項目にとらわれずに、(1)患者の疾病構造や受療行動等を意識しつつ、年代別に課題を整理、(2)昨今の医療と関連性の高いテーマについて課題を整理──の2点を中心に議論することを提案した。

 さらに、この2点の主なテーマを挙げ(表1)、議論は、医科・歯科・調剤・看護などの課題と診療報酬上の評価の在り方について、横断的に行うことを提案した。

 薬局、薬剤師に関するものとしては、かかりつけ医機能とかかりつけ薬剤師・薬局機能の連携や、多剤投与、重複処方等への対応、後発医薬品の使用促進、フォーミュラリーなどへの対応が上がっている。

 健康保険組合連合会理事の幸野庄司氏は、(2)のア(患者・国民に身近な医療の在り方)について、医薬品医療機器等法(薬機法)の改正に触れつつ、かかりつけ薬剤師の在り方や評価についての議論を求めた。

 また、秋からの「2ラウンド」では、これまでのように外来、入院、在宅、歯科、調剤といった個別テーマに分けて議論を進めていくことを提案した。

 出席した委員からは、「これだけの課題を議論する時間があるのか」と不安視する意見は出たものの、おおむね了承された。

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