DI Onlineのロゴ画像

スギ舌下免疫療法の最新トレンド(3)
スギ舌下免疫療法でアナフィラキシー発症は?
副作用は軽微だが、喘息患者は運動誘発性喘息に注意

 スギ花粉症の舌下免疫療法は、軽症から最重症まで、全ての患者が対象になる。2018年6月に発売されたシダキュアスギ花粉舌下錠(スギ花粉エキス原末)であれば年齢制限もない。

 気になるのは、アナフィラキシーなどの全身性の副反応だ。微量とはいえアレルゲンを体内に取り込むため、アナフィラキシーの発現やアレルギー反応による副作用が生じる可能性がある。

 このため同薬の承認条件として、「十分な知識・経験を持つ医師が処方する」「薬局においては調剤前に当該医師・医療機関を確認した上で調剤する」ことが盛り込まれた。これを受けて製造販売元の鳥居薬品は、舌下免疫療法を行う医師には事前に「減感作療法における講習」および「鳥居薬品舌下免疫療法薬 適正使用eラーニング」を受講した上で、修了後のテストを経て、処方医療機関および緊急搬送医療機関の登録を行い、「受講修了医師」として登録するよう求めている。薬剤師は調剤前に、処方医が受講修了医師かどうかを確認しなければならない。

 このほか、患者もアナフィラキシーの発現に備え、前兆とみられる症状と医療機関への連絡先などを記した「患者携帯カード」を処方医から受け取り、常に携行する必要がある。

この記事を読んでいる人におすすめ