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第51回日本薬剤師会学術大会より
標準化eGFRと個別化eGFRの違い、理解不足
「鹿児島腎と薬剤研究会」の研修で明らかに

みなみの薬局の鎌田貴志氏

 患者の腎機能のモニタリングと腎機能に応じた薬物投与量の監査は、薬剤師の重要な役割の1つ。しかし、その重要性はまだ十分認知されておらず、特に標準化推算糸球体濾過量(eGFR、mL/分/1.73m2)と個別化eGFR(mL/分)などの腎機能検査値の違いや使い分けを十分理解している薬剤師が少ないことが明らかになった。金沢市で開催された第51回日本薬剤師会学術大会で、「鹿児島腎と薬剤研究会」を代表して、みなみの薬局(鹿児島市)管理薬剤師の鎌田貴志氏が発表した。

 鹿児島腎と薬剤研究会は、腎機能が低下した患者への薬剤投与について、医療従事者の知識や対応力を高め、地域の連携を進めることを目的として活動を行っており、鹿児島県の各地で定期的に研修会を開催している。

 今回、2017年9月~18年1月に実施した計5回の研修会に参加した鹿児島県内に勤務する薬剤師177人を対象に研修会を開催し、受講前後に、腎機能と薬剤の知識を問うアンケート(表1)を行い、受講前の正答率と受講後の変化を調べた。研修会では、慢性腎疾患(CKD)や検査値などに関する基礎的な座学を実施し、さらに参加者がディスカッションをしながら投与設計を行うグループワークを実施した。

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