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第51回日本薬剤師会学術大会より
調剤前の症状チェックで服薬指導を充実!

どんぐり未来塾代表理事の佐藤ユリ氏(写真左)と、理事の笠原靖幸氏。

 患者に対する副作用症状の確認を、もっと充実したものにできないか──。

 保険薬局の薬剤師ら約40人からなるNPO法人どんぐり未来塾(仙台市青葉区)は、調剤前に、患者にチェックシートで自覚症状を記録してもらい、その内容から副作用の予防や早期発見につなげる取り組みを進めている。2018年9月23~24日に金沢で開催された第51回日本薬剤師会学術大会では、患者から得た情報の集計結果を、ポスター発表した。

 調査期間は2017年8~9月と、18年4~8月の計7カ月間。どんぐり未来塾の会員が勤務する11薬局に来局した患者のうち、糖尿病または高血圧に罹患している859人を対象とした。

 調剤前(処方箋を受け取り薬を取りそろえるまでの間)には、患者に「患者用症状チェックシート」(図1)を渡して記載してもらい、服薬指導時(調剤前または調剤後)に薬剤師が「薬剤師用症状チェックシート」(図2)を使って詳しく聞き取るようにした。

図1 患者用症状チェックシート(クリックして拡大します)
薬を取りそろえる前に、患者の体調の変化を聞き取ることができる。内容は糖尿病用薬と降圧薬に限らず、全薬剤の添付文書を基に作成した。

図2 薬剤師用症状チェックシート(クリックして拡大します)
図1で聞き取った症状と対応させて、詳細な症状を聞き取る。

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