DI Onlineのロゴ画像

「医薬分業が今の医療政策に段々と適合しなくなっている」
2040年見据え、都内で前厚労省医政局長の武田氏が講演

「これからの医療は、いかに効率性を上げていくかが問われる」と語る前厚生労働省医政局長の武田俊彦氏。

 2018年8月4日、都内で開催されたシンポジウム「地域フォーミュラリー実施に向けた現状と課題」(主催:日本医療コンコーダンス研究会)に、前厚生労働省医政局長の武田俊彦氏が登壇し、医師とのタスクシェアの必要性や、地域フォーミュラリーを通じた薬剤選択への関与など、今後の薬局のあり方について語った。薬局を巡る動きとして、医師との協業、「医薬協業」が求められていることに触れ、従来の医薬分業からの視点の切り替えを求めた。

 「我が国の医療政策への諸課題~地域フォーミュラリーの必要性~」と題して講演した武田氏はまず、高齢化と共に働き手が減少する「2040年問題」に言及。「これまでのように、医療の質向上のためにはいくらでも人手をかけるといったことが通用しなくなる。いかに効率性を上げていくかがポイントになる」と指摘した。

 具体的には、医師の負担軽減や、タスクシェア・タスクシフト(業務の共同化・業務の移管)、ICT(情報通信技術)を活用したネットワーク、人手や手間の削減――といった対応が今後問われるとし、こういった中で、薬局の在り方を考えないといけないと武田氏は述べた。

この記事を読んでいる人におすすめ