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遠隔服薬指導、調剤報酬確定し初の実施へ
本格的な実証に向けて第一歩を踏み出す

2018/07/19
坂井 恵

大勢の報道陣に囲まれて、実際にオンラインによる遠隔服薬指導を受ける患者と家族。

 国家戦略特区での遠隔服薬指導に関する調剤報酬が、中央社会保険医療協議会(中医協)総会で了承されて初めてとなる遠隔服薬指導を、きらり薬局名島店(福岡市東区)が2018年7月18日午後に実施した。

 同薬局は、既に6月28日にオンラインによる遠隔服薬指導を行ったが、その時点では調剤報酬が明確になっていなかった。そのため、リハーサルとして遠隔服薬指導を実施した後に、対面での服薬指導を行うことで対応していた(関連記事「きらり薬局が遠隔服薬指導のリハーサル公開」)。

 それが今回、7月18日午前に開催された中医協で、国家戦略特区における遠隔服薬指導に関する調剤報酬の取り扱いが示されたことで、遠隔服薬指導の実証が本格的に実施できることになった。

 同薬局を運営するHyuga Pharmacy(福岡県春日市)代表取締役の黒木氏は「やっと点数が決まり、ホッとしている。今後、積極的に実証を進め、課題を見つけていきたい」と感想を述べる。

 福岡市では今回の遠隔服薬指導の実施について、交通が不便な地域などに住む在宅療養患者やその家族の負担が軽減されることなどから、「誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる街づくりに大きく貢献するものと期待している」とコメントした。

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