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 医療機関や薬局から、医薬品紛失するという事件が後を絶たない(関連記事:「ゾルピデム3万7000錠紛失の状況明らかに」)。病院では薬剤部からの紛失に関する報道が目立つが、病棟ですぐ使用できるように、ナースステーションで保管されている麻薬などの薬剤についても注意が必要だ。

 「こうした場所では施錠などの管理が必ずしも十分ではなく、現場任せになっているのが実態」と、セキュリティサービス大手のセコム(東京都渋谷区)営業統轄本部S-Cubeプロジェクト本部長付担当部長/プロジェクトリーダーの岡本昭彦氏は指摘する。同氏は70~80の病院を訪問する中で、例えばダイヤル錠が付いていてもダイヤルを合わせたままで開け閉めしているなどといった実態を見てきたという。

 そこで同社は、2017年12月、医薬品保管庫「セサモMBX」を発売した。このセサモMBXの特徴は、まず、小型で軽量である点。サイズは幅30cm×高さ30cm×奥行25cmで、重さは約9kg(価格は税別12万1000円)。「A4サイズのキャビネットの上にも置けることにこだわった」と、セサモMBXの開発に携わったセコム医療システム(東京都渋谷区)薬剤サービス部部長で薬剤師の黒岩泰代氏は話す。病院によっては、現金用の耐火性の金庫を使っていて、置ける場所が限られてしまっているケースもあるという。セサモMBXの壁面には、固定するための穴が付いている。

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