漢方薬には、妊婦に対して慎重投与となる成分が含まれているものもある。調剤薬局amanoなどを展開するアマノ(名古屋市東区)の平野祐子氏らは、妊婦に対して慎重投与となる成分を含む漢方薬を一覧表にまとめ、それにより適切な服薬指導に結びつけた事例が複数あったことを、10月12日に開催された第47回日本薬剤師会学術大会で報告した。
作成した一覧表は表1の通り。「金匱要略」と中医学をベースに、慎重投与となる成分18種類を抽出。それらのいずれかを含む方剤を並べ、どの漢方薬に慎重投与成分が含まれるか一覧できるようにした。また、該当する生薬の「性」(大熱、熱、温、平、微寒、涼、寒、大寒)が一覧しやすいよう、寒に属するものを青字、熱に属するものを赤字、どちらにも属さないものを黒字(黄丸)で表した。
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