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日本コミュニティファーマシー協会が設立記者会見を開催
「地域に根を張り生き抜いていける、植物のような強い薬局を支援します」

日本コミュニティファーマシー協会の設立の経緯を説明する、代表理事の吉岡ゆうこ氏(2014年4月14日、都内)。

 地域の生活者の拠り所となる“行きつけ薬局”を増やしていきます――。日本コミュニティファーマシー協会は2014年4月14日、設立記者会見を開き、代表理事の吉岡ゆうこ氏(ネオフィスト研究所取締役)が同協会の設立の趣旨や理念について説明した。

 日本コミュニティファーマシー協会(JACP)は、13年11月22日に設立された一般社団法人。「本来の薬剤師の職能と薬局の機能に与えられた使命の下に社会的役割と責任を果たすために、人々の生活圏を舞台とした健全な地域社会づくりに貢献するコミュニティファーマシーを創造すること」を目的とし、これからの時代にふさわしい薬局・薬剤師像を提案していく。コミュニティファーマシーの在り方をドイツの薬局に学び、「日独融合型薬局」を増やしていくために、研修会や交流会、ドイツの視察ツアーを開催したり、生活者向けの資材などを開発・提供したりする。

 吉岡氏によると、医薬分業の発祥地であるドイツでは、従来、薬剤師1人当たり1軒の薬局しか開局することができず、地域に密着した薬局づくりが進んでいるという(現在は規制緩和により、支店を3軒まで開設できる)。吉岡氏は、「地域に根差し、地域とともに歩んでいく薬局は、信頼関係なしでは成り立たない。生活者の拠り所となる“行きつけ薬局”を増やしていくために、薬局が持つべき機能を打ち出していくとともに、その機能を果たすための薬剤師のマインドを醸成したり、ノウハウやツールを次世代に継承したりすることを支援する」と、JACPの設立趣旨と活動内容を説明する。

 吉岡氏は、「植物は、いったん根差した所から自分の意思で動くことはできないが、その代わり、環境変化に対応していくエネルギーを持っている。翻って薬の起源に目を向けてみると、薬草やアロマセラピーなど、古代から薬は植物が持つエネルギーを利用してきた。これからの時代、薬局が地域に根を張って生き抜いていくためには、植物のように強くエネルギーのある薬局にならなければならない。JAPCはそういう薬局を応援していきたい」と語る。

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