2014年1月17日に製造販売承認され、6月に発売が予定されていた、スギ花粉減感作療法用の「シダトレンスギ花粉舌下液」(一般名標準化スギ花粉エキス)の発売時期が、10月以降にずれ込むことが分かった。製造販売元の鳥居薬品が4~5月に行われる次回の薬価収載を見送ったため。
シダトレンは、スギ花粉症の減感作療法に用いる舌下液。1日1回舌下に滴下して2分間保持することで、スギ花粉抗原に対するアレルギー反応を起こしにくくする。通常、3~5年間、使用を継続する。減感作療法は従来、医療機関において主として皮下注射により実施されており、患者が自宅で実施できる舌下液の発売が待たれていた。
鳥居薬品によると、薬価に対する同社と厚生労働省との考え方に差異があり、4~5月に予定されている次回の薬価収載までに決着することは難しいと判断したという。その次の薬価収載のタイミングは8月下旬となり、薬価収載後、発売準備期間を経て10月以降に発売したいとしている。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
この連載のバックナンバー
-
2022/08/12
-
2022/08/12
-
2022/08/10
-
2022/08/06
-
2022/08/04