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患者に合ったOTC薬を提案するシステムが登場
全薬効成分をデータベース化、症状や既往歴を基に最適商品を割り出す

CDSystemが開発し試験運用を開始した「ANZOO」のスタート画面。

 医療分野のシステム開発などを行うCDSystem(本社:東京都武蔵野市)は2013年10月15日から、東京都内のローソン2店舗で、消費者が自分に合った一般用医薬品(OTC薬)を選べるようにサポートするサービス「ANZOO(アンズー)」の試験運用を開始した。同社代表取締役社長で日米両国の薬剤師資格を持つ陳惠一氏は、「日本の一般用医薬品(OTC薬)は配合剤が多く、患者だけでなく薬剤師にとっても、患者の症状や既往歴などに応じた商品を選ぶことは容易ではない。ANZOOによってOTC薬の適正使用を支援するとともに、真の患者参加型医療を実現していきたい」と話す。(陳惠一氏へのインタビュー記事をDIデジタル「DI記者のこの人に聞きたい!」に掲載しています。併せてお読みください。)

 試験運用を行っているのは、OTC薬を取り扱うローソン湯島駅前店と、OTC薬販売と保険調剤を行うローソンホーム薬局西蒲田の2店舗。ANZOOはタブレット端末に搭載されており、OTC薬の購入目的で来店した消費者に操作してもらう。

 ANZOOは、日本のOTC薬に含まれている約1000の薬効成分のデータベースを基盤とするシステムで、利用者の症状や既往歴などの情報を基に、利用者に合った薬効成分の組み合わせを持つ商品を割り出すことができる。データベースは、日本医薬情報センター(JAPIC)の医療用医薬品添付文書情報データや米食品医薬品局(FDA)のOTC drug monographを基に、成分ごとに効能効果や禁忌疾患のエビデンスを分析・評価して集約したものだ。

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