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「調剤時のPTPシート切断」も誤飲を誘発!
厚労省がPTP包装誤飲防止策の徹底求める

 厚生労働省は9月15日、薬局や医療機関に対して薬剤のPTP包装誤飲に対する防止策の徹底を求めるよう、都道府県などに通知した。PTP包装の改善後も、1錠単位に切り離した薬をPTP包装のまま飲み込んでしまう事故が続いていることを受けた措置。

 PTP包装は、包装を薬剤と一緒に飲んでしまう事故の多発を受け、1996年に(1)シートのミシン目を縦または横方向のみとして、1錠単位に切り離せなくする(2)包装に誤飲への注意表示を増やす──といった改善が行われた。また、1998年には、国民生活センターが消費者に向けての注意喚起を行った。

 しかし、その後も誤飲事故は減らず、国民生活センターが同日付けで取りまとめた報告書「注意!高齢者に目立つ薬の包装シートの誤飲事故」によると、2000~2009年度に86件、PTP包装の誤飲など薬剤の包装に関連した事故の情報が寄せられた。うち、60~80歳代の高齢者が8割を占めていたという。

 誤飲はPTPシートを1錠単位に切り離した場合に多いことから、厚労省は(1)調剤時などにPTPシートを1錠単位に切り離さない(2)調剤時に薬剤数に端数が生じ、やむを得ず1錠単位に切り離す場合は、誤飲をしないよう患者に十分指導する(3)高齢者や誤飲の可能性のある患者、自ら医薬品の管理が困難と思われる患者には、必要に応じて一包化を検討する──といった留意事項を挙げ、誤飲事故の防止対策を徹底するよう求めている。

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