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後発品数量ベースの除外品目が明らかに
2010年度調剤報酬改定、個々の算定要件を議論

2月3日の中医協の様子。

 中央社会保険医療協議会(中医協)は2月3日、2010年度調剤報酬改定に関して、点数以外の個々の算定要件を議論した。

 議論は、1月にまとまった「改定の骨子」(参考記事:2010年度調剤報酬改定の骨子固まる)に沿って、厚生労働省がそれぞれの算定要件の案を提示、中医協の各委員が意見を述べていく形をとった。

 後発医薬品調剤体制加算の算定要件については、後発品の割合を数量ベースで計算する際、経腸栄養剤などのほかに「先発品よりも薬価の高い後発品」も計算から除外することが議論された。また、後発品への変更時に類似した別剤形への変更が可能になることについて、類似した剤形のグループも示された。


先発品より薬価の高い後発品は計算から除外

 これまでの議論では、後発医薬品調剤体制加算の算定要件となる後発品の割合を計算する際、経腸成分栄養剤(エンシュア・リキッド、ラコールなど)と、特殊ミルク製剤(フェニルアラニン除去ミルク、ロイシン・イソロイシン・バリン除去ミルク)が、1回の使用量と薬価基準上の規格単位との差が大きく、後発医薬品が存在しないため、除外することが提案されていた。

 今回、厚生労働省は新たに計算から除外するものとして、「2010年度の薬価改定後に先発品の薬価より高い薬価となる後発品」を加えるよう提案。具体的な品目については「薬価改定の告示がされるまで公表できない」(厚労省保険局医療課薬剤管理官の磯部総一郎氏)としたものの、成分としては、バルプロ酸ナトリウム、塩酸アンブロキソール、テオフィリン、アモキシシリン、セファレキシン、過テクネチウム酸ナトリウム、マルトース、マルトース加乳酸リンゲルの8成分を挙げた。

 例えば、テオフィリンの現時点での薬価は、先発品である田辺三菱製薬のテオドール錠100mgが13.4円である一方、後発品であるエーザイのテオロング錠100mgが13.9円と、先発品より薬価が高い。4月の薬価改定後も、テオロング錠100mgがテオドール錠100mgより高ければ、後発品の割合の計算の中に、テオロング錠100mgを除外しなければならないことになる。

 厚労省の出した算定要件の原案によれば、こうした「先発品より薬価の高い後発品」を計算から外す措置は、4月から実施する。なお、1~3月までの実績で数量ベースで20%以上の要件を満たしている薬局については、4月以降にこのルールを適用することで算定点数が大きく変化してしまう可能性に配慮して、一定期間の経過措置を設けることも今後検討するという。

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