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日薬が、長期実務実習で全国会議を開催
「指導薬剤師は学生ができたこと、できなかったことの評価を」

2010/01/22
土田 絢子=日経ドラッグインフォメーション

 日本薬剤師会は1月17日、都道府県薬剤師会の長期実務実習担当者などを集め、東京で全国会議を開催した。学生を評価する際の考え方や実習のスケジュールの立て方、薬局製剤や在宅医療など個別の実習の行い方などを日薬の担当理事らが講義した。

 司会を務めた日薬常務理事の藤原英憲氏は、「いよいよ11週間の長期実務実習の開始が5月、あと4カ月後に迫っている。担当者は疑問を解消して現場の薬剤師に会議の内容を伝達してほしい」と述べ、会議では、質疑応答も活発になされた。

 参加者の注目を集めたテーマの一つが、学生を評価する際の考え方だ。これについては、日薬で指導体制整備検討会の委員長を務める高橋寛氏が、「指導薬剤師は、40点、80点と学生が行ったことに点数を付けるのではなく、とにかく、学生が毎日何ができて何ができなかったかをしっかり評価し、学生が11週間の実習を終えられるよう支援してほしい」と強調した。

 そのような指導薬剤師の日々の評価は、学生や指導薬剤師が記録する日誌や週報に反映される。そして、「11週間の日誌や週報は、大学が、学生に対して実習の単位を認定するかどうか判断する材料になる」と高橋氏は述べた。

 フロアからは大学関係者から、「実習成果について総合的に評価する際の軸が、指導薬剤師によって変わると思うが、それについて基準を設ける必要はないか」との質問が挙がった。

 これに対して高橋氏は、「指導薬剤師は、毎日、『これはできたから、次はこの業務を体験してもらおう』という評価をし、実習を進めていく。それ以上の、例えば、実習成果をA、B、Cの3段階で表すような評価を指導薬剤師に求めるのであれば、その基準案は大学が作ってほしい」と述べた。

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