社会保険診療報酬支払基金(以下、支払基金)は9月15日、ウェブサイト上で、適応外処方であってもレセプト審査上認めるとする33事例を公表した(表)。
これらの事例は、支払基金の各支部間であいまいな保険審査基準を整理し、審査の透明性を高める目的で支払基金が設置した、「審査情報提供検討委員会」の検討に基づくもの。日本医師会が各学会から集めた適応外処方の事例を、薬理作用や安全性などに基づいて検討している。検査、処置、手術などでも同様のリストを示しており、薬剤に関しては2007年9月に47事例(現在は46事例)を発表して以来、2回目の発表となる。
今回は、痛風発作の緩解および予防の効能・効果を持つコルヒチンを「ベーチェット病」「掌蹠膿疱症」に対して処方した場合や、抗不安剤のジアゼパムを「てんかん」に処方した場合など33種類を、「薬理作用が同じ」などの理由で審査上認めるとした。
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