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チキジウムのOTC薬、スイッチ化承認から3年経て発売
大正製薬の「ストパン」、効能は胃痛、腹痛と腹部疝痛

 抗コリン剤のチキジウム臭化物(医療用医薬品の商品名:チアトンほか)を配合したOTC薬が、スイッチ化承認から3年を経てようやく発売された。このOTC薬は鎮痛胃腸薬の「ストパン」(大正製薬)で、1カプセル中にチキジウム臭化物を5mg含有する単味剤だ。チキジウム臭化物は1998年7月にOTC薬用成分への転換(スイッチOTC化)が申請され、2006年2月に承認。2007年3月に厚生労働省が告示した第一類医薬品の指定成分にもなっていたが、配合OTC薬は長らく発売されないままだった。

 「ストパン」の効能は、胃痛、腹痛とさしこみ(腹部疝痛)。同じ成分の医療用薬に認められている過敏性大腸症候群や胆のう・胆道疾患、尿路結石症は適応症にはなっていない。また、類似薬効を持つOTC薬「ブスコパンA錠」(エスエス製薬、ブチルスコポラミン臭化物の単味剤)の効能にある胃酸過多と胸やけも適応症とはなっていないので、注意が必要だ。

 用法・用量は、1回1カプセルを1日3回までで、服用間隔は5時間以上あける。胃腸の異常な収縮による痛みに対し、頓服として用いられることが想定されている。希望小売価格は10カプセル入り1箱が1380円(税込み)。大正製薬では初年度に2億円の出荷を見込んでいる。

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