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ドラッグストアはOTC薬、調剤薬局はサプリメントに注力
富士経済調査、調剤+αが差異化のカギに

 市場調査大手の富士経済はこのほど、薬事法の改正などにより業態の変化が迫られている薬局・薬店について、主要チェーン50社を対象とした調査を実施。商品カテゴリー別の売上構成や店舗戦略、注力する商品やサービスなどを聴取し、今後の方向性について分析した結果を、報告書「今こそ変革の時!! ドラッグ業界徹底調査 2009」にまとめた。

 ドラッグストア・チェーンが挙げた「注力する商品」として最も多かったのは「OTC」(全体の8割)。次点は「調剤」(医療用医薬品、全体の7割弱)となった。一方の調剤薬局チェーンでは、最も注力する商品は「調剤」だが、次点は「健康食品」(特にサプリメント、全体の6割)であり、サービス展開上の戦略の違いが見受けられる結果となった。

 報告書では、OTC薬と調剤に注力するドラッグストアは今後、(1)調剤による治療(2)OTC薬と健康食品の組み合わせによる(予防、治療後の)健康維持・管理──の二つをサービス展開の主軸とすると分析。一方の調剤薬局は、健康食品やサプリメントを、医療用医薬品との飲み合わせなどを薬剤師がチェックし、購入者に説明した上で販売することで、ドラッグストアとの違いを打ち出すと見通した。

 なお、報告書によると、2008年における薬局・薬店市場(見込み値)は6兆8200億円(前年比1.9%増)。2009年の予測市場は6兆9000億円(前年比1.1%増)で、低迷が続く小売業界の中では堅実な成長を続けている。

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